今、この時期、雪国だけの越冬野菜「しっとり大根」
この大根に包丁を入れると、切り口からじんわりと水分が溢れ出します。それほどのみずみずしさが自慢の大根です。テレビにも出演し、幸坊治郎も生で食べ「甘い!」と一言。そして雪中で繊維質が柔らかくなるのか、しっとりとした食感と甘味があり、じっくりと煮込めば、箸がすっと入るほどのやわらかさに。あつあつの鍋はもちろん、おでん、ふろふき大根など大根料理を味わい尽くしたくなります。大根のほろ苦さとこの食感は、コンソメやトマトソースなどの洋風料理にもよく合います(米のとぎ汁で下茹ですることがポイント)。ちょっと大人な、心休まる味わいをたっぷり楽しめます。
雪のなかで保存した大根は、
雪下大根、雪の下大根、雪中大根、雪室大根、越冬大根などと呼ばれています。