12月〜3月の静心荘
静心荘も雪化粧
時が止まった冬の静かな時間
 山形山も雪化粧。静心荘のひさしから、時折雪が滑り落ちます。雪をのせた木々の小枝もその重みにじっと耐えているようです。12月10日には、雪囲いを終えました。これからしばらくの間は、時が止まったような冬の静かな時間を刻むことになります。

 静心荘は、雪が2mも積もる豪雪地帯、寒河江市幸生にあります。標高は350m、2月、3月は、降り積んだ根雪が建物を覆い尽くすかのようです。しんしんと雪の降り積む別世界の中です。雪解けした4月よりご利用になれます。一度、足を運んでみませんか?

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静心荘でお正月 〜オーナー会員、加藤さんご家族〜
お正月を真っ白な静心荘で
2001年の幕あけは、大雪の中。外はすっぽりと真っ白。でも山荘の中は笑顔がはじけました。

記録的な大雪は、各地で甚大な被害をもたらし、お正月を故郷で楽しむ人たちの足も寸断されました。

そんな中で、お正月を雪の山形山で過ごそうと計画されていた町田市の加藤さんご一家が、雪の山形自動車道を無事完走し、1月3日到着されました。

山形山を田舎のない私たちのふるさとに
加藤さんが入会されたのは13年ほど前、まだ乳児だったご長男に喘息のような症状が出て、それを 改善するためからでした。今ではご覧の通り、元気いっぱいの中学一年生。お子さんも5人に。山荘建設時には資金を出資してバックアップするオーナー会員にも登録されました。

 「山荘が建つ前にも一度山形山に来ているのです。田舎のない私たちでしたので、
  ぜひ子供と一緒にこの山荘に泊まってみたかったんです。」と郁子さん。

朝はまず雪かきから。カンジキをはいて雪に埋もれた山の探索もされ、存分に冬の大自然を満喫して帰られました。また、静心荘に遊びに来て下さいね。

土に触れることで何かが変わった 〜山形山クラブメンバー 永渕さんご夫婦〜
静心荘の囲炉裏の前で
「山形山に通うようになって優しくなった」
それまでは塾の講師として、学力向上を第一主義に、小学生の塾生たちにも厳しい学習指導をしていた日々。
しかし、自分の求めている生き方と違うのではないかと疑問を感じはじめていた頃、農業の衰退と食料自給率の低下が一段とクローズアップされ始めていました。

「自分の食べるものくらい自分で作りたい」
 
そう強く感じていた時に、朝日新聞で「大豆を作ってみそを作りませんか」という山形山クラブの呼びかけを見たのです。

「農を楽しむ、生きる事を楽しむ」集いにしたい
 それから10年、草を刈るときの草の匂い、土地を耕す感触、土と触れ合うたびに、心が爽やかになっていくのを感じるそうです。山形山クラブでは、レギュラーメンバーとして米作りも提唱し、念願の米も自分たちの手で作りました。

 「田植え、稲刈りは、自分の心の原風景だったんです」と語る永淵さん。身障者を支援する集いにも、進んで参加し、山形山で農業体験をしてもらったりとクラブの活動を活発にしてくれています。

 これからは、若い仲間をもっと増やすこと、参加者自らが作業日程を考え、「農を楽しむ、生きる事を楽しむ」集いにすること。そして、何よりも生産者の方々とともに共同作業を通して、お互いの立ち場で夢や希望を語り合いたいとさわやかな笑顔でお話してくれました。


楽しかった年に感謝して〜雪が降る前に一足早く忘年会〜
乾杯!!!にぎやかに響く山形山クラブの最後の行事、
 一泊忘年会が11月25日に静心荘で行われました。
 思えば12年もの長きにわたって綴られた「市民が集って山の畑を耕す」という試みは子供たちの成長とともにメンバーチェンジはあったものの、新しい仲間を迎えつつ、クラブの楽しさに結ばれてこの山の農業を守り育てています。今回の参加者は9家族17名。みなさんの力が無ければこの広い畑は守りきれませんでした。

 4月9日のオープニング「みそ作り」から始まり、じゃがいも・さつまいも・大豆・野菜と種を撒き、植え付けをし、少し離れた猿山での米作りまで、合計11回の農作業を体験しました。合流する形で全国から会員の方々も米作りに参加され今年の実りのある一年でした。

 「いくつになってもこの山で交流していたいね。」がみんなの気持ち。
 宴を楽しみ、夜遅くまでこの一年の楽しい思い出と来年への夢を語りあいました。


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