稲作だより,  土の声

コロナ禍 ごはんの栄養価を上げて 土の声 2020.04 No.170

 現時点では新型コロナウイルス感染者の出ていない山形。暖冬でスキー客は激減していたり、人口密度が低く、車社会であることもその理由で三密は重要です。とはいえ、昔のように乾物や塩蔵品などの越冬食材で冬ごもりをしているわけでもなく、県外からの流通品で生活が成り立ち、マスクやアルコール等の消毒剤は首都圏同様に品薄が続いています。
 定期宅配をご利用のみなさまの備蓄はわずかで済んでいるのではないでしょうか。これが食材宅配の強みでもあります。道路が封鎖されない限り全有連からの供給は止まることはなく食品流通は優先のようなのでご安心ください。配送業者に感染があったときも数日で再開されています。このことから、5日分ほどのおかずの備蓄があれば間に合いそうです。ご家庭で作るお料理を多めに作り、フリーザーバッグに入れて冷凍の作り置きにすれば簡単。不足があれば、安心工房のお惣菜やお肉、全有連の無添加のレトルト品や缶詰などの備蓄を。こんなときだからこそ食について量も質も不足なく免疫力を維持していおきたいものです(今後はストレス対策も)。
 春休みの前倒し、外出自粛、テレワークなどの影響でお米の追加やご贈答が増えています。ご飯の質を高めるには、機能性栄養が豊富で、肥満防止にもなる「雑穀」や、もちもちしておいしく彩りきれいな「黒米」、野菜不足を補えるほど食物繊維が豊富な「紫もち麦(玄麦)」などは強力な助っ人になります。