稲作だより,  土の声

供給を絶対に止めない 土の声 2020.05 No.171

▼先月、山形の新型コロナ感染者はゼロとご紹介しました。その一カ月後は66名。感染経路は、県外から免許取得の合宿者、東京からの一時帰省者と飲食を共にした友人3人とその家族や勤務先の同僚(宅配業者、スーパー、食品製造工場)合わせて20人、東京から実家へ帰省者から家族、近親者7名、その家族と勤務先の同僚(特老施設)8人、県外クラスター発生店での感染2名、その家族や友人3名、その他、関東勤務での感染、旅館や飲食店など。この感染経路から対応も考えられます。
▼医療関係者、施設、スーパー、物流などで働く人たちに敬意を払いつつ、私たちも、命を守る食の生産と供給をしていることから「絶対に活動を止めてはいけない」と意識を高め、生産者スタッフ一同感染防止に努めています。外部との接触がないように可能な限り回避行動し、施設内の消毒、手洗い・マスク着用の徹底、そして、自分が無症状感染者という想定で、食事中等マスクを外すときには距離を取り「濃厚接触者ゼロ」体制で日々業務を行っています。
▼農業の現場でも一般と同様のリスクに加え、人の出入りが多くなり、燃料、資材等の購入などの外部の人と接触が増える時期。同じくマスク着用の徹底で防衛します。まずは連休後二週間を第一目標に徹底していきます。
▼まもなく田植えがはじまります。秋以降に新型コロナ再流行との情報も。人間の機能を高める栄養価の高い、うまいコメを作ることが責務と感じています。