稲作だより,  土の声

仕送り便はじまる。土の声 2022.02 No.192

▼「毎日おいしい給食をありがとうございました。給食を楽しみに学校に行っていました。って給食センターにお手紙でも書いてあげたい」と食べることが大好きな娘が妻と楽しく会話していた。学校給食のメニューは毎月配布され、毎朝眺めながら、今日はこれが食べられる、と目を輝かせ、ワクワク感を胸いっぱいに学校に通っていた。
▼ご飯に味噌汁、煮物や和え物、焼魚が基本の朝食に、給食がなくなった高校生になると加工品を使わない(安上りになる)手製の弁当、夕食は習い事や塾の前におにぎりを食べ、帰宅後に主菜や果物を食べるというパターンながら元気に育ってくれた。
▼その娘も春から大学進学に伴い、親元を離れることになった。山形の旬で育った娘に送ってやりたいものはたくさんある。春には山菜、初夏にはさくらんぼ、夏には、桃やぶどう。夏野菜を刻んだ山形のだし、秋から冬にかけて、芋煮やりんご、洋梨、雪下野菜や青菜漬け、、、と切りがない。
▼なんといっても自炊の中心にあり、欠かせないのは米。前回ご紹介した震災備蓄用米のための真空パック機がある。精米したての白米や分搗き米、玄米など1kg、2kgなどで小分けして送ってやろうと思う(相乗りご希望の方はご連絡ください)。未開封で冷蔵庫保管であれば半年くらいは日持ちする。これに栄養重視で、おいしく、もちもちタイプのオリジナル雑穀も一緒に。私も仕送り便を送る世代となりました。