稲作だより,  土の声

食がすすまないときには 土の声 2017.06 No.135

▼「冷やし中華はじめました」の季節がやってきました。まだ夏の体になっていないこの季節だから、少し暑くなるだけで、冷やし中華、キンと冷えた蕎麦、素麺、そしてビールなど冷たいものを喉に通したくなります。それに「初物」的な喜ばしい気持ちになり、より一層おいしく感じます。そうなると分が悪いのはご飯(とはいっても朝から麺類を食べるわけでもないのですが)。
▼食が進まないときに、五分、七分、胚芽米は白米より喉に通りにくい感じがします。まずはいつもより水をやや多くすることが基本です。また、納豆に明太子や梅、佃煮、ちりめんを混ぜ合わせたり、食べ方を工夫すれば、その他の栄養も一緒にとれる健康食に。

◎冷汁・・・梅干しときゅうり、大葉、サバ水煮を添えて。DHAEPAで認知症予防にも。
◎黒米入りご飯・・・黒米を3割りほど入れるともちもちして、色も鮮やか。ミネラル、抗酸化物質が豊富。
◎おにぎり、いなりずし・・・ひじきの煮物などで炊き込みご飯にしたり、梅肉、ごまを和えて。おにぎりにすると忙しい朝でもしっかりご飯が食べられます。
◎玉子かけご飯・・・スタミナ源の焼豚やキムチをのせて玉子、刻み海苔。ご飯にはオリーブオイルを少し。
◎山形の郷土料理「だし」・・・きゅうりやオクラ、茄子、みょうがなどの香味野菜、鰹節と醤油で味付け。
◎丼物に・・・千葉産直サービスのとろ缶シリーズなら、そのままご飯にのせるだけで抜群のおいしさ。
 田圃では間もなく田植え。豊穣の秋を目指します。