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Toggle砂糖を減らすと塩分も少なくて済む!つまり体によい!
このブログでは、簡単で、おいしく、健康のためになるを目的とした料理をご紹介しています。
ある日気づいたことがあります。著名な料理研究家の本がたくさんありますが、妻があらたな料理を作ろうと、そのレシピを通りに調理をすると、砂糖の甘さが気になる仕上がりになります。もしかするとほとんどかもしれません。とくに和惣菜に多いと感じます。
世の中、お料理は甘い味付けが主流なんだ~。
人気料理研究家の本なのだから味は外せないはずですし、その味の再現性も高いものだと思います。つまり、人気であるということは、みんなこんな甘い料理が好きなんだ、と孤立感を覚えることさえあります。それでも我が家は、レシピから砂糖を除外するか最低限にして料理をしています。
イタリア料理は、砂糖を使わないとか云われていますし、実際にラタトゥイユとかカポナータも砂糖は使ないので、料理の味として問題はないと思うのです。
砂糖を減らすとこんなことが起きる!
それはさておき、実は、レシピから砂糖だけを減らすと醤油や塩味を強く感じるのです(逆のことでは、保存のために漬物の塩分を増やしたときに砂糖を加えると塩気は弱く感じることなど)。甘さを控えたときに塩分も控えると味の調和がうまくいくのです。つまり、砂糖を減らすと塩分の減らせるのです。
これは、血糖値を急上昇させる砂糖が減り、糖尿病対策にもなり、もちろん、糖分が減ることでダイエットにもつながり、さらには、摂り過ぎが指摘されている塩分が減ることで、高血圧対策にも役立つのですから一石二鳥です。
さらに食材本来の風味が引き立ったおいしい料理に
この調味でのメリットはもうひとつあります。
食材本来の風味が最大限に引き立ち、出汁などの調和もじわじわと感じられ、料理を味わう時間と料理に癒されるような感覚をもたらしてくれます。
味が物足りないときは
砂糖を使う料理は和食が多いと思いますが、甘みが足りないときはコクと照りも加わる本みりん(砂糖はショ糖、みりんはブドウ糖)などを加え、塩分が足りないときには、「出汁をしっかり利かせると減塩につながる」ように出汁を多くしたり、お酢を数滴たらしたり、唐辛子や生姜、ねぎなど香辛料や香味野菜を加えてみると味わいが重厚になりつつ、やさしい味わいはかわりません。
旨味を増やすときの注意事項としては、酵母エキスやたんぱく加水分物、アミノ酸が使われている調味料や出汁を使うと、その旨味が強すぎて、味のバランスが悪くなるように思います。とくに、たんぱくな味わいの野菜やお肉を使うときは、このことを気をつけたほうがよいと思います。
一生付き合える野菜中心のシンプル料理を
50代になると、体重が気になる、血糖値が気になる、高血圧に注意しなくちゃと強く意識するようになります。健康を守るためには、自分で砂糖や塩分をコントロールできる、野菜中心のシンプルな「手作り料理に勝るものなし」という答えにたどり着くのです。
一度、得意料理から砂糖を抜き、塩を減らして味を整えたレシピを体験してみてはいかがでしょうか。一生付き合える健康長寿のレシピとなるはずです。