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Toggle夏に摂りたい、本当の夏野菜とは
▼夏野菜といえば、トマト、きゅうり、茄子、ピーマン、枝豆、かぼちゃ、とうもろこしなどがよく思い浮かびますが、それ以外にも8月のあのギラギラと照り付ける陽射し(紫外線)から自分を守り、水分の蒸散を抑える機能を備え、連日の猛暑でも驚くほど生育が旺盛な野菜が存在します。
▼それは、「モロヘイヤ」、「オクラ」、「ツルムラサキ」のとろとろ野菜三兄弟です。
▼この3つの野菜は、非常に栄養価の高い夏のアンチエイジング食材でもあります。夏の高温と強い紫外線のなかでもたくましく成長できる力は、そのまま人間にもその力を授けてくれます。たとえば、抗酸化成分のβカロチン、ビタミンC、E、K、カルシウムやマグネシウムなどのミネラル、そして食物繊維などの成分です。
▼さらに、この野菜たちに共通するのはトロトロ成分「ムチレージ」という糖たんぱく質です。夏に弱る胃の粘膜保護に役立ち、整腸作用や血糖値上昇を抑制してくれる優れた効果があります。
▼今回は、モロヘイヤの食べ方をご紹介します。
モロヘイヤの茹で方(下茹で)
▼モロヘイヤの茎の端から硬いところまでを切り落とします。
お湯を沸騰させて塩を1%ほど加えたら、茎を揃えて葉のほうをまとめて持ち、茎から葉先に向かって半分ほどを30秒ほど漬けてから、全体を浸して30~40秒ほど茹でて、氷水または冷水で〆ます。ぎゅっと絞れば下茹で終了。
簡単レシピ モロヘイヤの梅たたき
▼下茹でしたモロヘイヤを細かく刻んでたたきにするだけ。合わせる食材は、梅干しだけで充分ですが、同じとろとろ野菜の長芋やオクラ、薬味に生姜を加えたり、梅がないときには無添加の白だし醤油または醤油とかつお削り節など。
▼そのままご飯にのせて食べたり、冷奴にのせたり、納豆と混ぜ合わせたり。
モロヘイヤのスープや味噌汁
▼いつものスープや味噌汁に下茹でしたモロヘイヤを加えるだけ。生のまま使う場合は、モロヘイヤの葉を茎からはずして、その葉は三等分くらいにちぎります。栄養成分の吸収を期待するなら鍋に加えて5分ほど加熱して。スープには、スパイスのクミンやコリアンダーを加えるとエスニックな味わいに。
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モロヘイヤの注意事項
▼モロヘイヤの種には毒があります。その昔、アフリカでは毒矢の毒として使われていたほど。直売所や産直コーナーで、万が一、黒い種の入っている3~4cmほどの莢(さや)がついていたらそこは必ず取り除いてください(念のため花や蕾も取り除く)。
▼わたしたちは、山形県産無農薬のモロヘイヤを8月から9月にかけて野菜セットにお入れしています。この季節はオクラ、ツルムラサキ、ゴーヤ、桃などをネット通販でもご案内しています。